朴泰善長老樣は惡魔が宇宙と世界そして全ての人類を

掌握している狀況で天のお仕事を進めていたので徹底して

惡魔を騙さねばならなかった.

まず基督敎(キリスト敎)を建前に朴長老樣の役目の

本音は徹底して隱したまま, 天のお仕事を始められた.

素砂信仰村は外部からはどのような助けもなく

信仰する人たち自ら資金調達や自らの力で建てた

西歐風の洋屋だった. 當時韓國の家屋は每年わらで屋根を

取り替えていた非經濟的な古い家屋だったので

素砂信仰村はその後, 朴正熙政權時代に

 「セマウル(新たな町)運動」のモデルにもなった.

今までの解說で分かるように六韜三略には先天, 後天, 中天と三つの時代がある. それぞれの時代にはその時代に適った人物が出現して役目を果たしていた. ３つに分類されるなかで最後の時代の中天時代には二方の木人が出現する. 二方の木人の中で初めの木人は朴泰善長老樣で 「天の人」 と呼ばれた.

朴泰善長老樣は惡魔が宇宙と世界そして全ての人類を掌握している狀況で天のお仕事を進めていたので徹底して惡魔を騙さねばならなかった. まず基督敎(キリスト敎)を建前に朴長老樣の役目の本音は徹底して隱したまま, 天のお仕事を始められた.

1955年1月1日, ソウルで 「ムハク(無鶴)敎會」を始めとして「復興集會」を開き始めた. 太初以來, 臥薪嘗膽, 準備されてこられた自由の神樣はもはや本格的に三位一體の神樣, エデンの園, すなわち天國を元に取り戾すためのお仕事をやり始めたのである.

朴長老さまの獅子吼と旣成敎團の反擊

集會は初日から驚くべき神樣の權能が現れた. 他の復興集會とはその樣子が根本的に違っていた. いままで一度も見ることも聞くこともできなかった霧のような露(甘露)の恩惠が何もない大空から降りたり, 眞冬なのに百合の花の香りが集會場に漂っていた. また, そのみ言葉には權威があり, 聖書の解釋はどこかの牧師さんや聖書の注釋書などでも見聞きしたことのない新鮮で驚くべき內容だった.

驚いたのはそれだけではなかった. 集會に參加した人びとは限りのない喜びと興奮で熱狂し, 不治の病にかかっている數多くの患者たちがその場で完治された. おしがものをいい, いざしがその場で起き上がる奇跡が續出した. この敎會, あの敎會に場所を變えながら集會を開いたが驚くべき現象は變わらなかった. この薛はソウル市內に一瞬にして廣がり, 朴長老樣の集會に參加するために地方からソウルに, 人びとは全國から押し寄ってきた. どれほど大きな敎會堂でも集まった大勢の人たちを一箇所に受容できる敎會はもうなかった.

これからは集會場所を屋內ではなく屋外の場所を探さねばならなくなった. ついに1955年3月28日から4月5日まで, ソウルの南山での集會を始めとして屋外の集會が行われ, 集會には雲のように人波が押し寄ってきた.

1955年4月5日, 韓國のイエス敎總會が創立され, 總會長が選任されるなど韓國の旣成敎會はその動きが活發化される中で問題が發生した. 敎會堂には信徒たちがガラガラと空き始めたからだ. 旣成敎團は危機感を感じた. その翌年の1956年2月15日, ついに基督敎京畿道會で朴泰善長老樣を異端とする決議をし, 敎會の全ての信者たちを朴長老樣の集會に參加しないように徹底して取り締まった. 人間の心というのは朝夕に變わるものと言われるようにわけも分からない敎會の信徒たちは一朝にして朴長老樣に背いた.

朴長老樣はソウルのウォンヒョロにあったご自身の鐵の工場で機械をといてその空いた場所にたわらを敷き, 80名の信徒と改めて天のお仕事を始めなければならなかったが, これが傳道館歷史の始まりだった. 立て續きに「旣成敎會は救いがない. オリ-ブの木を通じて降りる露の惠を受けなければ救いはない.」と訴える全國復興集會が始まった. 當時, 集會が行われる全國大都市の街には 「火の使者朴泰善長老さま來釜(來釜：釜山に來られる)」「獅子吼の朴泰善長老さま來田(來田：大田に來られる)」 「オリ-ブの木, 朴長老さま光州に來られる」など幾多のキャッチフレ-ズの張り紙が貼られた.

旣成敎會の牧師らに引き止められて一時, 背けていた人びとは再び押し寄ってき始めた. これに對立する旣成敎會の陰謀や謀略などの攻擊は手强く, 普通ではなかった.

予言されていた素砂第一信仰村の建設地

1957年, 朴泰善長老樣は京畿道の素砂に素砂信仰村を建設し始めた. 信仰村の建設地を買う時の話さずにはいられない秘話がある. 地主にその土地を購入したいとの申し出をした時, 元農林部長官だった地主はその土地をただで喜捨した. その理由は 「その土地を買いたいという人が現れたらその方は眞の地主であり, 大志をやり遂げる方なので代金をもらわずただで喜捨しなさい」 との地主の家代代に傳わっていた遺言によるものだった.

この土地はすでに約500年前, 格庵南師古先生による格庵遺錄に正確に予言されている場所でもある. 格庵遺錄初章には 「吉地吉地何吉地 桂樹範朴是吉地(吉なる地, 吉なる地というがどこが吉なる地なのか. 桂樹と範朴が吉なる地だ)」と記されている. 素砂信仰村は予言どおり桂樹里と範朴里に建てられた. 素砂信仰村の建設は季節がちょうど冬が始まろうとする時期だったので幹部の長老達は大變反對していた. 立冬が過ぎたところなので建設を始めるには到底無理だということで翌年の春, 土が解凍するときを待って工事を始めたほうが良いと意見を申し立てる人もいた.

しかし, 朴長老さまは周りの反對を振り切って工事を强行させた. ところが驚くべきことは信仰村の工事現場を中心に四方四十里の內側には雪も降らず, それだけではなく冬なのに春のような陽氣で溫和な天氣が續いた.

素砂信仰村は外部からはどのような助けもなく信仰する人たち自ら資金調達や自らの力で建てた西歐風の洋屋だった. 當時韓國の家屋は每年わらで屋根を取り替えていた非經濟的な古い家屋だったので素砂信仰村はその後, 朴正熙政權時代に 「セマウル(新たな町)運動」のモデルにもなった.

韓國の全國から傳道館の信者たちは續續と信仰村に入居してきた. その中には六韜三略の最後の時期の主人公二方, 5韜の木運時代の陰木である女性の主人公, イブの候補者と6韜の金運時代の男性の主人公, アダム候補者がいた. 惡魔に氣づかせないようにして大勢の入居者に混じってこっそりと入居なさったのである. *(次回に續く)

原文：金白頭勝師

譯  ：東京勝利祭壇 李貞馥勝師                                              

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